映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
フィルムアート社さん、ありがとう!
ついに、ついに、ついに出た!
少なくとも、わたしが知る限りもっとも実践的でわかりやすい映画シナリオ執筆のための教科書、Syd Fieldの「Screenplay - The Foundations of Screenwriting」「The Screenwriter's Workbook」のうち、「Screenplay」が、『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術』(訳:安藤紘平加藤正人 小林美也子 山本俊亮)と題して出ました!
実践執筆編の「The Screenwriter's Workbook」は1991年に別冊宝島の一冊として「シナリオ入門」として出ましたが、これは伝説の書として、いまだヤフオクなどでは高値で取引されています。前にも何かの折りに書きましたが、作家の乙一さんはこれを座右の書としてあげていました。
映画というのはだいたい2時間の中に物語があるわけで、それをシド・フィールドが過去の映画の分析や、様々な物語論をまとめ、三幕の構成と物語の転換点となるポイントなど、非常に効率よく分析されていて、凡百の映画シナリオ教則本で「○○すべし」みたいな経験論的な説教本とは意味が違う!
それも、実際の映画のシーンを参考にしているので、とてもわかりやすい
前述の「シナリオ入門」はもちろんもって、折りに触れて読み返していましたが、それでも飽きたらず、原書を買って、つたない英語力で読んでました。(というと英語出来るんだーとか思われるかもしれませんが、ぜーんぜん出来ません。気合いです)
でも、これでもう大丈夫。いま、日本語で読める喜びをかみしめてますよ。
しかも訳出されたのは2005年に出た最新改訂版をもとにしているので、参考にしている映画も「市民ケーン」など名作中の名作から、「シービスケット」「ロード・オブ・ザ・リング」など最近の映画になっていてこれだけでも映画好きなら読んでて楽しいです。
映画のシナリオを書く書かないにかかわらず、映画好きなら必読、小説を書こうという人も是非、特にエンタメ系なら読んで損なし。
定価2500円+税は、決して高くありません。ほら、そこのあなた、シナリオや小説を書いて賞金もらって儲けようってんでしょ。だったらこれぐらいの投資しなきゃ。
定額給付金が出たいま、これを買わずして、何を買うってなものです。
これが売れて、姉妹編である実践編「The Screenwriter's Workbook」も再訳されてあわせて出てくれればうれしいなあ。
買うべし! 読むべし!
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